第三者の権利を侵害しないためにご注意いただきたいこと

第三者の権利を侵害しないためにご注意いただきたいこと

公開日

2023年12月11日

こんにちは!IRIAM運営チームです。

今回のIRIAMふんわりジャーナルは、IRIAMで使用するイラストや画像、イベント特典用のイラストをご用意いただく際に注意すべき「権利侵害」についてお伝えします📢

IRIAMのご利用にあたり、一部ではイラストの利用における注意点がわからない等の理由で第三者の権利侵害についての確認が不十分になっているユーザーさんもいらっしゃるかと思いますので、本記事をきっかけに、ルールを守った上で自分らしい表現を楽しんでいただければと思います。

また、すでに著作権等に気をつけてイラストをご用意いただいている皆さまも、ご注意いただきたいポイントを改めてご確認いただければ幸いです!

本記事でお伝えしたいことの概要

IRIAM内やイベント特典として使用するイラストや画像は、運営チームにて審査をしており、第三者の権利を侵害しているなど会員規約に違反していると判断されるものに関してはIRIAMではご利用いただけません。

ライバーさんやクリエイターさんのイラスト制作における工夫・気持ちを大切に守り、健全にIRIAMを利用いただくために、 「イラストにおける第三者の権利侵害」に関しては、特に以下の点にご注意いただくようお願いいたします!

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それでは、ここから、より詳しい内容を一緒に見ていきましょう!

イラストでよくある「第三者の権利侵害」等の事例

今回は、IRIAMで起こる可能性のある3つの事例をご紹介いたします📝

  1. 「著作権」の侵害
  2. 「商標権」の侵害
  3. 「法律で使用が禁止されているマーク」の使用

1. 「著作権」の侵害

「著作権」とは、著作物を創作した人に発生する権利です。権利者は著作物を独占的に利用することができます。

IRIAMで取り締まっている第三者の権利侵害の事例として特に多いのは、 「アニメやゲームの既存キャラクター画像」 「アニメやゲームの既存キャラクターを第三者が描いたイラスト」を利用するケースです。

アニメやゲームの既存キャラクターについては、ご自身や、既存キャラクターの権利者以外の第三者が描いた場合も含め、権利者の許可なくIRIAMで利用することはできません。

その他にも、以下のような行為は著作権侵害に該当します。

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権利者の許可なく、イラストを改変・利用する行為

権利者の許可なく、似ているイラストを作成し利用する行為

ライバーさんのキャライラストを無断で利用する行為

商用利用不可のアイコンメーカーで作成したイラストを利用する行為

なお、上記はよくある例です。これ以外にも権利侵害に該当するイラストはご利用いただけませんのでご注意ください

2. 「商標権」の侵害

「商標権」とは、商標登録することで発生する権利です。権利者は登録した商標を独占的に使うことができます。

※商標とは、事業者が取り扱う商品やサービス等の名前やロゴ(識別標識)のことです。

「商標権」の侵害とは、第三者が登録した商標や、これと類似する商標を無断で使用することです。

IRIAMではご自身でイラストを描く方も多くいらっしゃるため、こちらも発生しやすい権利侵害の一つだと考えています。

実際に商標権の侵害と判断されるかどうかについては、内容にもよりますが、

例えば事業者のネーミングやロゴ等をそのままイラストに使用することや、これらをモチーフに製作されたイラストは、上記に該当する場合があります。

イラストを製作する際は、商標権侵害となる可能性があることをあらかじめご理解のうえ、制作内容についてはご自身で判断いただきますようお願いいたします。 ご不安な場合には、専門家へ相談されることもご検討ください。

3. 「法律で使用が禁止されているマーク」の使用

こちらは「第三者の権利侵害」とは性質が異なる部分もありますが、意図せず発生しやすいケースとしてあわせてご紹介させていただきます。

実は、皆さんがよく目にするマークの中には、法律で使用が禁止されているマークも存在します。

例えば「赤十字マーク」は、国際的な条約と法律で特定の条件を満たす場合でないと利用できないことになっています。

「赤十字マーク」の形を崩していたり、色を多少変更していたりする場合でも使用できません。

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関連するものとして「赤新月」や「レッドクリスタル」と呼ばれるマークについても使用が禁止されています。

(参照:赤十字マークの意味と約束事|日本赤十字社

IRIAMでは様々なキャラクターの方が活動をしており、ナースなど医療をモチーフにしている場合には赤十字マークを意図せず使用してしまうケースがあるかと思います。

このような、法律で使用が禁止されているマークについてもIRIAMではご利用いただくことができませんので、ご注意いただければと思います。

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会員規約を遵守いただくことはもちろんですが、 クリエイターの皆さんの気持ちや権利、作品を守るためにも、正しい知識を持っていただいた上で、画像やイラストをご用意いただくようご協力をお願いいたします!

Q&A

  • 有名キャラクターを自分で描いたイラストなら利用してもいいですか?
  • 原則として利用できません。
    ご自身や第三者が描いたイラストについても、第三者が権利を持つキャラクターである場合は、権利者の許諾を得る必要があります。
    
    なお、ある著作物をもとにした二次創作イラストを利用する場合については、二次創作イラストの制作者からの許諾を得るだけでなく、二次創作イラストの制作者が(有名キャラクターの)権利者の許諾を得ているかどうかもご確認ください。
  • ネットで拾った画像やイラストを利用してもいいですか?
  • 原則として利用できません。
    ネット上の画像やイラストについても、権利者の許諾を得る必要があります。
    
    あらかじめ権利者が利用を許可している場合もございますので、これらの利用にあたっては利用可否・範囲をご確認ください。
  • 歌詞の一部をイラストに利用してもいいですか?
  • 原則として利用できません。
    歌詞も著作物であるため、歌詞をイラストに利用する場合も権利者の許諾を得る必要があります。
  • 自分の持っているイラストが問題ないか確認してもらえますか?
  • 恐れ入りますが、お問い合わせいただいてもイラストの利用可否を個別でご案内することはできかねます。
    ご自身で利用可否をご確認・ご判断いただくようお願いいたします。

IRIAMで「第三者の権利を侵害している可能性のあるイラスト」を見かけたら

IRIAMで、もしご自身のイラストが許諾なく利用されているのを見つけたり、そのほか権利を侵害していると思われるイラストや画像を見つけたりした場合には、以下の図もご参考いただければと思います。

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IRIAMの対応について

IRIAM内やイベント特典として使用するイラストや画像は運営チームにて審査をしており、第三者の権利侵害など会員規約等に違反している場合、画像の削除やアカウントへの警告/凍結、提出物の差し戻し等の措置をとらせていただいております。

また、権利侵害と思われるイラストに関してお問い合わせいただいた場合も同様に、内容を確認した上でIRIAMにおけるルールにのっとり画像の削除などの対処を行います。

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ただし、IRIAM運営チームを含む第三者が、問題のあるものだと勝手に判断し対応することは難しい場合も多く存在しております。

例えば「イラストの権利者は誰か」、「権利者はイラストの使用を望んでいるのか」等をIRIAMでは判断できないケースなどです。

また、第三者の方が「イラストが権利者の許諾なく使われている」との理由でIRIAMに通報などをくださった場合でも、実際には権利者から許諾を得て配信されている事例もございます。

そのため、必ずしも通報した方の望んでいる対応とならない場合があることもご理解いただけますと幸いです。

なお、権利者の方からプロバイダ責任制限法等に基づく請求があった場合は、運営チームとして適切に対応させていただきます。

本記事を公開した背景

私たち運営チームは「ユーザーさんの多様な表現を尊重したい」と同時に、「権利者様の大切な著作物や権利をお守りしたい」と考えており、

ユーザーの皆さまも、日々ルールを守った上で自分らしい表現を楽しんでいただいています。

その一方で、一部ではイラストにおける権利侵害についての確認が不十分になっているユーザーさんもいらっしゃいます。

そういった方の中には、ご自身では意図せず行なってしまっていると思われるケースも存在しているため、今回の記事を公開させていただきました。

ユーザーの皆さまは、権利侵害についてご理解いただき会員規約等を遵守した上で、これからも自分らしい表現や、たくさんの創作を通したさまざまな繋がりを楽しんでいただければ幸いです🎨

それでは、次の記事でまたお会いしましょう!

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